長久温泉
(Choukyuu Onsen)



 今年の9月は5連休があり、世の中ではこれを「シルバーウィーク」などといつの間にか呼んでいるようだ。5連休の中日の今日、日光へやってきた。日光東照宮の周りの道は、昼前には大渋滞の列が続き、悲惨な状況である。私は3:30に起床して、東京から朝早く日光へやってきたので、この難を逃れることができた。早起きは三文の徳とはよく言ったものだ。
 本日は、東照宮へ行った後、日光だいや川公園でディスクゴルフを楽しみ、オートキャンプ場にテントを張り、15:00頃、長久温泉へやってきた。こちらも早めの時間帯であったせいか、割と空いている。ちなみに、日光だいや川公園では、ディスクゴルフとオートキャンプの他、グランドゴルフ、パークゴルフ、アスレチック等が手軽に楽しめる。
 長久温泉は、住宅街の奥地に、小山を背にして建てられている。中に入ると、大きなロビーがあり、ローカルフード満載のみやげ物屋、軽食のできる休憩室(大広間)、3基の新しいマッサージ椅子、4台の足つぼマッサージ機、マッサージ室等がある。
 浴室は洗い場よりも浴槽に重きを置いているようだ。洗い場はわずか10か所しかなく、シャワーブースもないが、浴槽は大きなものが内湯に3つ、露天風呂には2つある。内湯は檜風呂がぬるめ、岩風呂が適温とぬるめになっており、露天風呂も適温とぬるめになっている。決して熱い湯ではないので、長湯が楽しめるようになっているのだ。
 そして、どの浴槽も、周囲に座れる場所が広々と確保され、浴槽から上がって、ほてった体を冷却させることができるようになっている。「しっかりと長湯をしてほしい。」そんな設計者の意図が見えてくるようだ。
 露天風呂はきわめて広く、周囲の庭も広い。山を背にしているので、周囲の建物から覗き見られる心配はなく、実に開放的な造りになっている。
 内湯の一つでは、滝のように湯が供給されており、これを打たせ湯代わりにすることもできる。
 サウナは少々貧弱だ。定員は3人ほどで、浴室に取ってつけたように設置されている。一方、水風呂は恐ろしく冷たく、通好みだ。
 洗い場には、アロエのリンスインシャンプーとボディーソープ、馬油のシャンプーとトリートメントが置いてある。特に後者は高級品なので、ありがたく贅沢に使わせてもらおう。
 ちなみに、長久温泉はアルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性低温泉)であり、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、間接のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進に効くという。
 長久温泉では、ゆっくりと「長久」の入浴を楽しもう。時間に余裕を持って来られることをお勧めしたい。

大人600円、小人400円(日光だいや川公園キャンプ場を利用すれば、100円割引券が入手可能)、マッサージ20分1,800円〜


住所 入浴料 サウナ TV 営業時間 定休日
栃木県日光市瀬尾884 600円 × 平日10:00〜21:00
土曜・祝日10:00〜22:00
日曜9:00〜22:00
金曜日(祝日の場合は前日)、その他臨時休業あり(要問合)

※ 入浴料はサウナ料金込で表示
※ TVはサウナ内にTVがあるかを表示
取材:銭湯愛好会東京支部
取材日:2009年9月21日(月)



 
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