ゆんたく、あしび温泉 りっかりっか湯
(Yuntaku Ashibi Onsen Rikkarikka Yu)



 この歳になって生まれて初めて沖縄へやってきた。そして、今回は那覇市内でも数が少ない温泉を紹介する。
 紹介するのは「ゆんたく、あしび温泉 りっかりっか湯」。およそ日本語とは思えない屋号であるが、「ゆんたく」とは「おしゃべり」、「あしび」とは「あそび」、「りっかりっか」とは「一緒に行こうよ!」をそれぞれ意味する方言らしい。りっかりっか湯は、にぎやかな国際通りに面した三越のあたりから、少々北の方へ路地を入っていった所にある。
 建物は1階にフロントと、休憩室、軽食レストランがあり、2階に脱衣室と浴室がある。
 休憩室には、マッサージ椅子4基(利用料各10分で100円)、足ツボマッサージ器2基(利用料各10分で100円)がある。
 2階に上がり、脱衣室に入ると、スタッフの女性がいる。りっかりっか湯には、脱衣室と浴室に常時女性スタッフがいつもいて、整理整頓とか、浴槽の温度管理を行っている。自分の××に自信のない男性諸氏は、要注意である。
 脱衣室にはロッカーが120個、洗面台が2基、ドライヤーが3個(利用料無料)、冷水器が1基、飲み物類の自動販売機が1基ある。冷水器はサウナで乾燥した喉には非常にありがたい。ロッカーは標準的な四角いタイプと縦長のタイプがあるので、仕事をちょっと抜け出してスーツ姿で来ても全然大丈夫だし、那覇出張中のビジネスマンにもお勧めだ。ロッカーは100円硬貨を投入するタイプだが、使用後100円硬貨は返却される。
 さて、浴室は奥行きがある形をしており、洗い場は複雑な配置になっている。洗い場は全部で27箇所。すべてシャワーヘッド付で、自閉水栓となっている。他にシャワーブースが2箇所ある。
 浴槽は多彩である。一番手前から冷水浴槽(水風呂)、ヘルツバス(電気風呂)、アクアプログラム(寝風呂、2人分)、ファウンテンバス(文字通り噴水のような風呂で、水深は30cmほどしかない。ここに寝そべって入る。)、リラックスバス(2本の猛烈な水圧の垂直流が肩に当たる、2人分)、ソフトシェイプバス(水平流のマッサージ風呂、2人分)、温泉がある。一番湯温が高いのは、温泉で41.5℃。その他の浴槽は40℃前後のぬるい湯だった。
 ちなみにりっかりっか湯の温泉は、ナトリウム-塩化物泉、弱アルカリ性低張性低温泉で、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、冷え性、関節のこわばり、うちみ、くじき、疲労回復、痔疾、病後回復期、やけど、切り傷、健康増進、慢性消化器病、慢性婦人病、虚弱児童に効果があるという。
 さて、サウナも多彩である。ドライサウナ(室内温度86℃、テレビ付)、ソルティーサウナ(塩サウナ、室内温度62℃)、スチームサウナ(室内温度56℃)がある。スチームサウナは多量の蒸気のために少々息苦しい。私にとっては、ソルティーサウナをドライサウナ代わりしてに入るのが最も快適であった。尚、ソルティーサウナの出入口付近には、塩を洗い流すためのシャワーがある。
 りっかりっか湯は今年で7周年。那覇でますますその存在感を高めていくことだろう。

大人・中学生以上950円(平日・土曜日)、大人・中学生以上1,200円(日曜日・祝祭日)、小学生400円(平日・土曜日)、小学生550円(日曜日・祝祭日)


住所 入浴料 サウナ TV 営業時間 定休日
沖縄県那覇市牧志2-16-36 950円 6:00〜24:00 年中無休

※ 入浴料はサウナ料金込で表示
※ TVはサウナ内にTVがあるかを表示
取材:銭湯愛好会東京支部
取材日:2005年11月10日(木)



 
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