Go to English page

栂池温泉 元湯栂の森
(Tsugaike Onsen Motoyu Tsuganomori)



 今回紹介する温泉は「栂池温泉 元湯栂の森」。栂池高原のタウン内にある温泉で、栂の森荘という宿泊施設の温泉だ。もちろん立ち寄り入浴も可能だ。
 栂池高原と言えば、初級者、女性、子供に人気のスキー場で、バスツアーのメッカとも言われる。また、春にはヘリスキー、山岳スキーツアーも楽しめ、夏と秋は栂池自然園でそれぞれ高山植物、紅葉を楽しむことができる。まさに、白馬の一大レジャーセンターである。但し、栂池高原は白馬村にあるのではない。お隣の小谷村にある。
 栂池温泉 元湯栂の森は、こういったレジャーの後にうってつけの温泉である。広い脱衣場、露天風呂、サウナ、水風呂と、一通りのものが揃っている。
 早速、露天風呂へ直行。栂池温泉 元湯栂の森の湯は、少し黄緑色の温泉だ。露天風呂の定員は8名ほどだろうか。露天風呂からは栂池高原のゲレンデがよく見え、その奥には、今日は天気が悪くて見えないが、白馬三山を始めとする後立山連峰の勇姿を見ることができよう。
 露天風呂は岩風呂で、小さなもみじの木があってなかなか良い雰囲気である。但し、給湯管が岩の間から丸見えなのが良くない。もう少し目立たないように設置して欲しかった。湯加減は少し熱めだ。
 内湯はもう少し熱い。2つの浴槽があり、大きい方の浴槽には恐ろしい量の湯が供給されており、その音がすさまじい。浴槽の端の湯が出ているところに近づくと、この源泉は飲用可能であると書いてある。浴槽の反対側の端には、うたせ湯がある。かなりの水量と圧力だ。
 小さい方の浴槽はマッサージ湯だ。マッサージ流が出ており、手摺も完備。3人分のスペースがある。しかし、どちらに向いて座ったら良いのかが今ひとつ分からない。ま、どちらでも好きな方に向けば良いのだが。
 サウナは定員10名ほど。室内温度82℃。今日は12分計とにらめっこをして、何とか12分間サウナにいようと頑張ったが、6分でギブアップした。やっぱりサウナは苦手である。苦手なものを我慢して頑張ってもしようがないと、再び露天風呂へ。屋外の冷たい空気で体を冷やし、湯船に入って温め、を繰り返す。徐々にスキーの疲れがとけていき、程よいのどの渇きを感じるようになった。
 水風呂はまさに冷水。温度計がないので正確にはわからないが、10℃未満であろう。恐ろしい温度である。
 栂池温泉 元湯栂の森の湯の洗い場は少々変わっている。入口から見通せない奥まった場所にあり、そのおかげで落ち着いて体を洗うことができる。洗い場の数は10箇所。リンスインシャンプー、ボディーソープも完備している。
 ちなみに、栂池温泉 元湯栂の森の湯は、弱アルカリ性低張性高温泉で、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進に効くという
 スキーをしたら温泉。これは日本のスキーの王道である。栂池高原のタウンにはかつてディスコもあったようだが、今は廃業したようである。そもそもスキーで疲れた体にディスコなど合うわけがないのである。ディスコで遊べるとしたら、それは真剣にスキーをしていない証拠だ。
 栂池温泉 元湯栂の森の湯は、すべてのスキー客を癒してくれることだろう。

大人700円、小学生500円、幼児(1歳以上)300円、1歳未満無料、シルバー(65歳以上)500円(宿泊客は無料)


住所 入浴料 サウナ TV 営業時間 定休日
長野県北安曇郡小谷村
栂池496-1
700円 × 9:00〜22:00 不定休

※ 入浴料はサウナ料金込で表示
※ TVはサウナ内にTVがあるかを表示
取材:銭湯愛好会東京支部
取材日:2007年12月23日(日)



 
 戻る
inserted by FC2 system