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白馬五竜 エスカルプラザ
(Hakuba Goryu Escal Plaza)



 白馬エリアには、大町市に5箇所、白馬村に7箇所、小谷村に3箇所のスキー場がある。どれを白馬のスキー場と呼んでも大丈夫だろう。この中で最も人気のあるスキー場は、八方尾根である。八方尾根は、ニセコ、安比高原、苗場、志賀高原、野沢温泉、蔵王温泉などのスキー場と並び、全国的にも人気がある。
 しかしである。とあるレジャー産業の業界紙によれば、白馬のスキー場の集客力は、1位が栂池高原、2位が白馬五竜、3位が八方尾根となっており、八方尾根の地盤沈下はここ数年著しく、代わりに白馬五竜の成長が目立つ。
 スキー雑誌で白馬五竜の経営者のインタビューを読んだことがある。その経営者の口からにじみ出ているのは、徹底的な顧客重視、サービスの向上である。
 今回紹介する風呂は、白馬五竜のベースにある中核施設「エスカルプラザ」にある風呂である。ちなみにこの風呂は温泉ではない。おんたけにもスキー場のベースに温泉ではない入浴施設「ざぶん」があるが、エスカルプラザも同様だ。
 エスカルプラザは、いかにもバブルの遺産と思えるような立派な施設である。いや、立派過ぎることには何の文句もない。とにかく、この施設は充実している。トイレは快適そのもの。そして、白馬村で最大規模という土産物屋、私のスキーブーツのシェル出し加工をわずか20分即納で片付けたチューンナップショップ、スキー場では珍しいファーストフードの店SUBWAY、なぜここにあるのかは知らないがスタジオジブリのショップ、好きなアイテムに交換が可能なレンタルショップがあり、もちろんレストランもある。
 そう言えば、白馬五竜ではリフトのスタッフのスマイルと挨拶が異常に行き届いていて、まるで全日空のキャビンアテンダントか、マクドナルドの店員を見ているようであった。白馬五竜のサービス精神は本物である。
 さて、前置きが長くなってしまったが、いよいよ風呂である。風呂は、エスカルプラザの地下1階にある。私は利用をしたことがないが、スキーシーズンはエスカルプラザは24時間オープンしていて、深夜に到着しても仮眠できるスペースがある。風呂はこの仮眠スペースの奥にある。
 地下にあるだけあって、この風呂には窓は一切ない。浴室の面積もさほど大きくはなく、洗い場が7箇所、浴槽は定員15人ほどで、他にシャワーブースが1箇所、サウナ(定員7人)と水風呂(定員2人)がある。洗い場にはシャンプーとボディーシャンプーが完備している。
 こうやって書けば、何の変哲もない風呂である。だから、風呂だけを入るためにエスカルプラザへ来るのは、あまりお勧めではない。白馬五竜をしゃぶり尽くす一環として、この風呂を利用するべきであろう。
 サウナは、室内温度92℃を示しているが、もっと熱く感じる。椅子に敷いてあるタオルが熱くて座れないほどだ。一方の水風呂は異常に冷たい。サウナと水風呂の温度差は75〜80℃は軽くあるだろう。強烈な温度差である。
 風呂の後はマッサージサービスが待っている。スキー、スノーボードで疲れやすい足の裏と腰をマッサージしてくれる。
 エスカルプラザは、白馬五竜の素晴らしさを体験できる入口であり出口でもある。きっと良い旅の思い出を残すことができるだろう。

営業時間:
12/8〜12/21は12:00〜17:00(受付16:30まで)
12/22〜3/31は12:00〜21:00(受付20:30まで)
4/1〜4/6は12:00〜17:00(受付16:30まで)

定休日:無休(営業期間は12月8日〜4月6日のみ)

入浴料:大人600円、小人300円、未就学児無料

マッサージ1,000円〜

仮眠所は大人1,000円、小人800円、未就学児無料


住所 入浴料 サウナ TV 営業時間 定休日
長野県北安曇郡白馬村大字神城 600円 × 本文参照 本文参照

※ 入浴料はサウナ料金込で表示
※ TVはサウナ内にTVがあるかを表示
取材:銭湯愛好会東京支部
取材日:2008年3月8日(土)



 
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