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白馬姫川温泉 天神の湯
(Hakuba Himekawa Onsen Tenjinnoyu)



 今回紹介する温泉は、白馬村の「天神の湯」。天神の湯は、白馬村にあるロコスキー場「白馬ハイランドスキー場」のゲレンデベース「白馬ハイランドホテル」の中に設置されている。スキー場もこの温泉も白馬ハイランドホテルのプライベートゲレンデ、プライベート温泉といった感じだ。
 今年の年末は次から次に第一級の寒波が到来し、白馬村は連日の大雪である。大雪の中のパウダースキーに疲れきった昼過ぎ、天神の湯を訪れた。フロントの職員は「雪が多すぎてもねえ。」とかなり呆れ顔(諦め顔?)である。
 フロントから下駄箱を経由して脱衣室に向かう通路は休憩スペースになっており、マッサージ椅子、足ツボマッサージ器などが完備されている。
 脱衣室に入ると誰も入浴していないことに気づく。つまり、取材班の貸切状態である。脱衣室には籠が40個、ドライヤーが3個(無料)ある。服を脱いで、早速外の露天風呂へ向かう。この露天風呂からは、天気の良い日には、後立山連峰(白馬岳、五竜岳など)の大パノラマを見ることができるらしいが、今日は大雪のため、残念ながら視界が悪い。
 露天風呂までの通路には風除室が設けられており、露天風呂へ人が出入りする度に、冷たい空気が浴室になだれ込むことを効果的に防止している。その風除室を出ると、地面に5cmほど雪が積もっているではないか。裸足でこの地面を歩かないと、露天風呂の湯船には到達しない。この冷たさは、苦痛でもあるが快感でもある。なぜなら、露天風呂はもう目の前なのだ。
 冷たいのは足の裏だけではない。降ってくる雪が肩に落ちるとチクチクという痛みのような感覚がある。これも苦痛でもあるが快感でもある。なぜなら、湯船に深く体を沈め、雪景色を堪能できるからだ。露天風呂は定員10人〜15人程度である。
 かなり長時間露天風呂を楽しんだ後、浴室へ戻る。浴室には、浴槽(定員10人〜15人程度)、洗い場(6箇所)、シャワーブース(2箇所)、サウナ(定員4人)がある。リンスインシャンプーとボディーシャンプーは完備されている。
 サウナ室内温度は125℃と表示されているが、実際には80℃前後だろうと思う。但し、この温泉には水風呂がない。サウナと水風呂を繰り返し楽しむマニアックな人には不満が残るかもしれないが、この時期は外にふんだんに雪がある。水風呂の代わりにこの雪を有効利用すれば、マニアックなサウナファンも大満足に違いない(?)。
 ちなみに天神の湯は、ナトリウム塩化物中性低張高温泉で、腰痛、筋肉痛、肩こり、むち打ち症、冷え性、美肌、アトピーなどに効くという。
 天神の湯は、露天風呂も内湯も適温である。スキーはそこそこに、明るいうちに露天風呂に入って、後立山連峰の大パノラマを堪能されることをお勧めする。

入浴料:(年齢にかかわらず)500円、サウナ追加料金なし(宿泊者は無料)


住所 入浴料 サウナ TV 営業時間 定休日
長野県北安曇郡白馬村
大字北城21582(蕨平)
白馬ハイランドホテル内
500円 × 11:00〜16:30
(清掃時間を除く、
宿泊者は5:00〜23:00)
無休

※ 入浴料はサウナ料金込で表示
※ TVはサウナ内にTVがあるかを表示
取材:銭湯愛好会東京支部
取材日:2005年12月23日(金)



 
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