湯田中温泉 楓の湯
(Yudanaka Onsen Kaedenoyu)


 日本一のスケールを誇るスキーリゾート・志賀高原。この志賀高原の近くには温泉が数多くあるのだが、今回紹介するのは、湯田中温泉にある楓(かえで)の湯である。
 楓の湯は、長野電鉄長野線の終点・湯田中駅の真ん前にあり、至極便利。志賀高原から上信越自動車道・信州中野ICに向かって、途中少々脇道に入るが、車で約30〜40分のところである。駐車場は、楓の湯を挟むようにして両側に2ヶ所設けられ、全部で20台程度は駐車できるようになっている。

 

 楓の湯の外観は、丸みを帯びた形状をしている。裏側の駐車場から入口に至る経路は、この丸みの外側からアプローチするようになっており、これから入る温泉を前に、なんだか気持ちがわくわくしてくる仕掛けになっている。
 入口を入ると、正面にフロントがあり、右手に廊下が伸びている。廊下の左側が休憩室とトイレ、右側が脱衣室の入口である。
 脱衣室では、籠に脱いだものを入れるようになっているが、一部コインロッカーも併設され、貴重品を持っている場合に重宝する。100円硬貨を投入するものだが、利用後は100円硬貨は返却される。
 浴室は内湯と外湯がある。内湯は少し熱めで定員は8人くらいか。外湯は開放的とは言いがたいが、雰囲気は十分ある。細長い浴槽の端から湯が注がれているので、反対側へ行くほど湯がぬるくなっている。場所を選んで自分の好みの湯温を楽しめるというわけである。定員は6〜7人くらいだろうか。
 洗い場は5箇所しかないので、結構混雑している。他にシャワーブースが1ヶ所ある。リンスインシャンプーとボディーシャンプーは完備されている。
 休憩室は広く、定員は25人程度。ゆっくりとくつろぐことができる。
 この楓の湯、施設は新しく、入浴料は極めて安いときているので、人気施設になっている模様だ。スキー帰りにはもってこいの施設である。
 ちなみに、楓の湯はナトリウム−塩化物・硫酸塩温泉で、神経痛、筋肉痛、五十肩、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、慢性皮膚病、慢性婦人病、きりきず、糖尿病等に効くという。
 入口の近くには、無料の足湯もある。

 

住所 入浴料 サウナ TV 定休日 電話
長野県下高井郡山ノ内町湯田中温泉 300円 × × 毎月第1火曜日(祝日の場合は翌日休) 0269-33-2133


※ 入浴料はサウナ料金込で表示
※ TVはサウナ内にTVがあるかを表示
取材:銭湯愛好会東京支部
取材日:2004年12月29日(水)

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