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白馬塩の道温泉 エコーランドの湯
(Hakuba Shionomichi Onsen Echolandnoyu)



 白馬村は本日も大雪である。一晩に40cm近く雪が積もれば、さすがにスキー場の村とて悲鳴が聞こえてきそうだ。
 今回紹介する温泉は、白馬村の「エコーランドの湯」。八方尾根のタウンは、北から和田野、八方、瑞穂、エコーランド、みそら野、と個性的なところが多い。このうちエコーランドは、白馬ジャンプ競技場に最も近い場所にあり、整然と区画されたエリアで、ペンションが多数林立している。
 エコーランドの湯は、このエコーランドの北東のはずれにある。エコーランドの湯は24時間営業。しかも、休憩室まで完備。この休憩室は、23:00から翌朝7:00までは有料(1,000円)になるが、ペンション、民宿、ホテルに宿泊するお金のない貧乏スキーヤー、貧乏スノーボーダーには力強い味方だ。来たれ!貧乏スキーヤー、貧乏スノーボーダー!白馬へ!といったところか(飲み食い禁止、飲み物・食べ物類持ち込み禁止とは書いていなかったと思う。但し、布団は完備していないので、寝袋あるいは毛布類は自分で持ち込む必要はあろう。)。
 中に入るとだだっ広い売店があり、その奥が売店のレジ兼フロントである。さらに奥が下駄箱、その奥が無料の休憩室、その上階が夜間有料になる休憩室だ(昼間は無料)。1階の無料の休憩室にはビールの自動販売機、その他飲み物類の自動販売機、ハーゲンダッツアイスクリームの自動販売機、足ツボマッサージ器3基(利用料各5分100円)、マッサージ椅子2基(利用料各100円)がある。
 脱衣室には籠が72個ある。ロッカーはない。貴重品は、下駄箱のところにある貴重品ロッカーへ入れることをお勧めする(100円硬貨返却式)。脱衣室にはドライヤーが3個(無料)ある。
 さていよいよ浴室である。浴室は、脱衣室の籠の数から考えれば、かなり狭いかもしれない。浴室は72人分のキャパシティーは全くないと言える。洗い場は11箇所(リンスインシャンプー、ボディーシャンプー完備)、シャワーブースは1箇所、内湯の浴槽は定員15人ほど、外湯の露天風呂は定員4人ほど、サウナは定員4〜6人ほどである。
 内湯はぬるめで長湯が可能だ。少しにごった湯で、たくさんの沈殿物が浴槽に付着している。露天風呂はかなり狭いが、内湯より熱く感じた。間近に雪がたくさんあったので、温度調節は簡単である。但し、露天風呂からの眺望は全くなし。
 サウナ室内温度は85℃。残念ながらこの温泉には水風呂がないが、露天風呂がある場所まで行って、立っているだけで水風呂に入っているのと同じ効果がある。それでも満足できない人は、体に雪をこすりつければよかろう(?)。
 私のお気に入りは、内湯。ちょうど良い湯加減で、いつまでも入っていたい浴槽だ。内湯に設置されている温度計は、フルスケール100℃なのだが、なぜか針は完全に振り切れている。こんなに快適な浴槽なら、湯温なんて何℃でも良いか、と頭がボーと放心状態になってくる。これぞ温泉の醍醐味である。
 エコーランドの湯は、スキー好きも、山好きも、温泉好きも含め、あらゆるファンを吸引する引力を持ち合わせていた。

入浴料:大人600円、子供400円、サウナ追加料金なし


住所 入浴料 サウナ TV 営業時間 定休日
長野県北安曇郡白馬村北城2937-154 600円 × 24時間営業 無休

※ 入浴料はサウナ料金込で表示
※ TVはサウナ内にTVがあるかを表示
取材:銭湯愛好会東京支部
取材日:2005年12月24日(土)



 
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