今年の年末年始は暦が良く、連続9日間の休みになった。これに加え、1日早く休みに入った私は、一路岩手を目指した。岩手に来るのは数年ぶりのことである。年末に安比高原、雫石という岩手を代表するビッグゲレンデを総ナメにするためにはるばるやってきたのだ。 運が良いことに、今年最大級の寒波が北日本を襲っている。明日のスキーは最高の雪質が期待できるに違いない。 それにしても外は寒い。いこいの村 岩手周辺の外気温度はマイナス5℃。温泉が恋しくなる気温である。 いこいの村 岩手は、日本百名山である霊峰・岩手山を後に背負った大規模宿泊施設だ。宿泊施設の他、日帰り入浴も可能な温泉、室内プール、屋内スポーツセンター、全天候型テニスコート、人工芝の多目的アリーナ(ゲートボール、バレーボール、フットサル、ソフトボールが可能)、クライミングウォール、グラウンドゴルフ場、会議室、カラオケルーム、マージャン室等を備えている。 スキーが趣味でないならば、むしろ新緑のシーズンがこの施設を訪れるための最も良い季節かもしれない。 さて、温泉は建物内の2階にある。温泉の入口前には、マッサージ椅子、足ツボマッサージ器各種、マッサージベッド、休憩室、整体スペースがある。 浴室は広々としている。巨大な浴槽が2つ窓側に配置され、14箇所の洗い場はL字型に壁側にゆったりと配置されている。洗い場には、柑橘系のいい匂いのするリンスインシャンプーとボディーソープを完備。女湯には角質除去用のジェルも完備されていたとか。これはフロント前の売店で購入可能だ(3,150円)。浴槽の湯温は適温。特にジャグジーが心地良い。 サウナは室内温度が88℃。定員は10人ほどだろうか。特筆するべきは、水風呂だ。なぜか木製の湯船になっている。水温は恐ろしく低く、木製の湯船をゆっくり楽しめるような余裕は普通の人にはないだろう。 残念ながらこの温泉には露天風呂はない。この寒い気候の中、露天風呂に入るのも結構快感ではあるのだが。 ちなみに、岩手焼走り温泉の湯は単純温泉(低張性弱アルカリ性低温泉)で、神経痛、筋肉症、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進に効くという。 フロント前の売店には、前述したジェル以外にもユニークな商品が目白押しだ。お勧めは巨大なかりんとう。直径が15cmくらいある渦巻き型のかりんとうがお土産には最適だろう。また、盛岡名物の冷麺もある。 いこいの村 岩手では、ぜひ長期滞在を目的として、温泉以外にも様々なアクティビティーを楽しむことをお勧めしたい。 いよいよ明日から3日連続で安比高原でスキーをすることになる。今日は早めに床について、大斜面での大滑降を夢見ることにしよう。 入浴料:大人500円、小人300円(宿泊者は無料) |
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住所 | 入浴料 | サウナ | TV | 営業時間 | 定休日 |
岩手県八幡平市平笠24-1-4 | 500円 | ○ | × | 平日10:00〜21:00 土日祝日9:00〜21:00 (宿泊者は 6:00〜8:30、10:00〜24:00) |
無休 |
※ 入浴料はサウナ料金込で表示
※ TVはサウナ内にTVがあるかを表示
取材:銭湯愛好会東京支部
取材日:2008年12月26日(金)