吹割温泉センター 龍宮の湯
(Fukiware Onsen Center Ryuuguunoyu)


 丸沼高原、尾瀬戸倉、ホワイトワールド尾瀬岩鞍、かたしな高原、サエラリゾート尾瀬、武尊牧場、スノーパルオグナ武尊等のスキー場がひしめく群馬・片品エリア。このエリアのスキー場の特徴は、@首都圏から近いこと(練馬からわずか160〜170km!)、A雪質が良いこと(但し少々固めのバーンになる)、B雪の量が多いこと(2〜3mは当たり前!)、だろうか。そして、これらのスキー場からの帰りに便利な立ち寄り湯が、今回紹介する龍宮の湯である。

 

 龍宮の湯は、あの有名な吹割の滝の近くにあり、国道120号線から1本わき道に入って2〜3分ほど車で走り、栗原川を渡ったところにある。ちなみにこの橋は少々幅が狭いので注意。わき道に入るときちんと案内看板があってわかりやすい。
 龍宮の湯の入口は階段を上って2階にあり、建物の中に入ると正面にフロントがある。フロントのおばちゃんはなかなか愛想が良い。はっきりとした口調で「ごゆっくりどうぞ。」「露天からどうぞ。」と言ってくれたり、「また来てください。」と言ってくれたりする。フロントの右にはお土産屋、左には和室の広い休憩スペースがある。休憩スペースでは食事もできるようだ。脱衣室はフロントの左側である。
 脱衣室には十分な数のロッカーがないので、貴重品は脱衣室入口のコインロッカーに入れる。100円コインを投入するものだが、コインは返ってこない。脱衣室には洗面台が2個あり、ドライヤーもある。
 浴室に入る。浴室は洗い場が6個、浴槽は広く15人は入れる大きさだろう。湯は無色透明。さて、サウナはどこかとキョロキョロするが、見つからない。なんとサウナは屋外にあった。屋外にはサウナの小屋と露天風呂がある。露天風呂とサウナを交互に楽しめる仕掛けなのだろうか。多分サウナは後付で設置したのだろう。
 その露天風呂は、定員が8名程度。眺望は雪で覆われた田んぼ。何も見えないよりはいいけど、、、。ここは田舎なのだから仕方がない。露天風呂の湯温は内風呂よりも少々低め。長湯にはもってこいである。サウナ室内は定員4人程度か。室内温度は96℃。残念ながら水風呂はない。
 内湯に入って上を見上げると、背が50cmもあろうかという木造の梁が見える。重厚である。リンスインシャンプー、ボディーシャンプー、石鹸は完備。女湯には、洗顔ジェル「フェイスクリスタルジェル」もあったらしい。このジェルが優れもので、角質がポロポロ落ちるらしい。フロントのおばちゃんもお奨めの一品だ(3,000円)。
 ちなみに龍宮の湯は、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進等に効くという。宿泊もできる。

 

住所 入浴料 サウナ TV 定休日 電話
群馬県沼田市(旧利根村)大字大楊字上河原1086-22 500円 × 不定休 0278-56-4151


※ 入浴料はサウナ料金込で表示
※ TVはサウナ内にTVがあるかを表示
取材:銭湯愛好会東京支部
取材日:2005年2月26日(土)

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